【完全ガイド】ハーブティーOEMの流れとリードタイム|納品までの工程、納期や費用、準備するべきこと

ハーブティーのOEM製造では、コンセプト設計・ブレンド開発・パッケージデザイン・食品表示の作成・製造管理など、いくつもの工程が関わります。

全体の流れを把握せずに進めてしまうと、

「思っていた仕上げりにならない。」
「在庫リスクが出てしまう。」
「納期に間に合わない。」

といった問題につながることもあります。

この記事では、ハーブティーOEMの全体の流れ、そして依頼前に決めておくべきポイントをわかりやすく整理しました。

初めてハーブティーのOEMを検討している方でも、この記事を読めば「どんな準備をして、どのように進めていけばよいか」がイメージできるはずです。

この記事で分かること

  1. ハーブティーOEMの基本的な仕組み
  2. OEM製造の全体の流れ(企画〜納品まで)
  3. 依頼前に決めておくべきこと・準備のポイント
  4. 必要な工場や設備の種類
  5. 費用・期間の目安

ぜひこの記事を参考に、自社ブランドらしいハーブティーを形にする第一歩を踏み出してみてください。

ハーブティーOEMとは?

近年、健康志向やウェルネス需要が高まりを受けて、ハーブティーを自社ブランドとして展開する企業や店舗が増えています。
ハーブティーは、味・香り・色・効能の組み合わせによって無限の表現ができる飲みもので、その世界観を通してブランドストーリーを伝えられることが大きな魅力です。

そして、こうしたオリジナルのハーブティーを自社ブランドとして製造したいときに活用されるのが、OEM(受託製造)です。

OEM/ODM/PBの違い

ハーブティーの製造や企画を検討する際によく耳にするのが、「OEM」「ODM」「PB」という言葉です。
一見似ているように見えますが、それぞれの意味と役割は明確に異なります。

OEM/ODMは「製造・開発の委託方法」を指し、PB(プライベートブランド)は「販売する側のブランド形態」を表します。
つまり、OEM/ODMは“つくり方”の話、PBは“売り方・見せ方”の話です。

以下の表で、その関係を整理してみましょう

用語意味ハーブティー分野での例
OEM(受託製造)他社(委託先)の設備や技術を活用し、自社ブランドの商品を製造してもらう仕組み。自社ブランド名で販売するハーブティーを、専門工場に製造委託する。
ODM(設計・開発委託)製造だけでなく、レシピ開発やデザインなど、商品設計から一貫して委託する形。OEMより開発寄り。「どんな味・香りにしたいか」を相談し、ブレンド提案を受けながら商品化する。
PB(プライベートブランド)小売店や企業が、自社専用ブランドとして販売する商品。製造はOEM/ODMで行われることが多い。カフェや美容サロンが、店名入りパッケージのハーブティーを自社ブランドとして販売する。

OEM/ODMを活用するメリット

ハーブティーOEMを活用することで、専門技術を借りながら“自社らしい商品”を形にできます。
自社で製造設備を持つ必要がなく、低リスクで本格的なブランド商品を展開できるのが大きな魅力です。

主なメリットは次の3点です。

  1. 設備投資なしでブランド商品を開発できる
    製造設備・原料調達・検品などを専門業者に任せることで、初期コストを大幅に抑えられる
  2. 専門知識がなくても商品を開発できる
    ブレンド開発、食品表示、パッケージ設計などをプロがサポート
    製造基準を満たした工場で一貫管理されるため、品質面の安心感がある。
  3. 生産体制を柔軟に調整できる(小ロット〜量産対応)
    委託先によっては小ロットで生産できるため、需要に合わせて生産することで在庫リスクを抑えられる
    新ブランドや季節限定商品などにも対応しやすい。

OEM/ODMを活用すれば、“どう作るか”よりも“何を届けたいか”に集中できるため、限られたリソースでもブランドの価値を高めることが可能です。

ハーブティーOEM 全体の流れ

ハーブティーをOEMで製造委託する場合は、全体の流れを理解しておくことで、スムーズに開発を進めることができます
ここからは、ハーブティーOEMがどのような手順で進んでいくのかを具体的に見ていきましょう。

ハーブティーOEMは、一般的に以下の5つのステップで進みます。

Step1 企画立案・初回打ち合わせ
どんな商品を作りたいのかを整理して、OEM会社に共有します。
Step2 ブレンド開発・試作
企画内容をもとに、理想の味や香りを実現するためのブレンドを開発します。
Step3 パッケージ仕様・デザイン決定
商品の印象を決めるパッケージの仕様やデザインを決定します。
Step4 食品表示作成・最終確認
法令に準拠した食品表示の作成を行います。
Step5 製造・検品・納品
商品を製造・検品して、納品されます。

Step1 企画立案・初回打ち合わせ(約1〜3週間)

まずは、どんな商品を作りたいのかを整理する「企画」のステップです。

ハーブティーを開発する目的やブランドの世界観、ターゲット層、味・香りのイメージ、商品規格、発注ロットなどをOEM会社とすり合わせながら、全体の方向性を明確にします。

チェックポイント

  • 商品コンセプト(どんな人に、どんな目的で飲んでほしいか)
  • 販売・提供シーン(物販/ドリンク原料/ギフトなど)
  • 内容量や仕様(ティーバッグ/リーフ、個包装など)
  • 希望ロットと想定販売ペース(初回は100袋〜など)
  • 納期・スケジュールの目安(販売日やイベント日から逆算)
  • パッケージの方向性(袋・缶・箱などの形状イメージ)

これらを事前に整理しておくと、初回打ち合わせがスムーズに進み、試作やデザインの段階でも方向性がぶれにくくなります。

Step2 ブレンド開発・試作(約2〜4週間)

企画内容をもとに、サンプル作成と試飲を重ねながら、理想の味や香りを実現するためのブレンドを開発します。

試作段階では、試作回数や追加費用の有無などの条件を事前に確認しておくことが大切です。

また、ハーブティーは原料によって仕入れ価格の差が大きいため、あらかじめ希望する原価や目標販売価格を共有しておくと、実現可能な範囲でブレンド提案を受けやすくなります。

チェックポイント

  1. 味・香り・色味が希望通りに仕上がっているか?
  2. 原価・仕入れ価格の想定が希望範囲内か?
  3. 使用原料の種類・品質(産地・有機・グレードなど)が希望通りになっているか?
  4. アレルゲン・添加物・カフェイン有無などの情報を確認しているか?

Step3 パッケージ仕様・デザイン決定(約2〜3週間)

ブレンドが確定したら、次は商品の印象を決めるパッケージを設計します。

パッケージは見た目のデザイン性はもちろん、食品としての品質保持という重要な役割もあります。
例えば、透明の袋は紫外線を通しやすく、茶葉の品質保持には適していません。

デザイン面だけでなく、保存性・耐久性といった機能面も意識して包材を選びましょう。

決めておく内容

  1. 包装形態の決定(アルミ袋・紙箱・缶 など)
  2. 容量・素材・サイズの選定
  3. パッケージ・ラベルデザインの制作

包材によっても異なりますが、ハーブティーOEMで最も時間がかかる工程の一つがパッケージ印刷です。
そのため、仕様やデザインの方向性はできるだけ早い段階で決定しておくとスムーズです。

↓パッケージの選び方はコチラの記事にまとめています!

【完全版】ハーブティーOEMのパッケージの選び方|役割・種類・小ロットで最適な方法

ハーブティーのOEMを検討する中で、 「どんなパッケージにすればいいのか分からない…」 と悩む方は多いのではないでしょうか。 見た目の印象を決めるデザイン性はもちろん…

ちなみに、正式なお見積金額が確定するのはこのタイミングです。
試作費用と本生産の見積もりは別で算出されるのが一般的なので、あらかじめその点を確認しておくと安心です。

Step4 食品表示作成・最終確認(約1〜2週間)

デザインが固まったら、食品表示の作成と最終確認を行います。

法令に基づいた正確な表記が求められるため、OEM会社と協力しながら慎重に確認を進めることが大切です。

チェックポイント

  • 原材料名・内容量・賞味期限など、基本項目に誤りがないか
  • アレルゲン表示が必要かどうか
  • 製造者・販売者情報の表記方法が正しいか
  • ラベルの位置やフォントサイズが適切か

※ワンポイント:
ハーブティーは、栄養成分の量及び熱量の表示の省略が認められています

加工-170) 1日に摂取する当該食品由来の栄養成分の量及び熱量が社会通念上微量である食品にはどのようなものが含まれますか。

(答)
コーヒー豆やその抽出物、ハーブやその抽出物、茶葉やその抽出物、スパイス等が考えられます。
ただし、スパイス等のうち一度に多く使用する場合が想定され、かつ、その場合に栄養の供給源となり得るものについては、栄養成分の量及び熱量の表示を省略できません。

消費者庁 食品表示企画課、『食品表示基準Q&A』、栄養成分の量及び熱量関係
平成27年3月(最終改正 令和3年3月17日消食表第115号)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/assets/food_labeling_cms101_210317_12.pdf

尚、OEM会社で食品表示を作成・チェックするケースもありますが、一般的に「表示責任者」は販売者側となります。

OEM会社にすべてを任せきりにせず、不明点や不安な箇所は最寄りの保健所や自治体の担当窓口に相談しながら進めることが大切です。

Step5 製造・検品・納品(約4〜8週間)

すべての仕様が決まったら、いよいよ製造工程に入ります。

ブレンドから充填、包装、検品までの一連の流れを経て、商品が完成します。
これらの工程を一つの工場で行う場合もあれば、ブレンドやティーバッグ加工、充填など、複数の工場が連携して仕上げる場合もあります。

主な製造工程

  1. 生産スケジュールの確定
  2. 原料・資材の調達
  3. 茶葉のブレンド・カット
  4. ティーバッグ加工
  5. パッケージへのラベル貼付
  6. ティーバッグ充填・シーリング
  7. セットアップ
  8. 外観・重量などの検品
  9. 配送

納品後は、できるだけ早めに検品を行いましょう。

一般的には、納品後1〜2週間程度が検収期間とされることが多いため、数量・外観・ラベル表示などに不備がないかを早めに確認することが大切です。

OEM会社を選ぶポイント

ハーブティーOEMでは専門知識も必要なため、成功させるためにはパートナー選びもとても重要です。

ブレンド提案の柔軟さや小ロット対応の有無、包材・デザインへの対応範囲など、会社によって得意分野が異なります

下のようなポイントを意識しながら、あなたにぴったりのOEM会社を選定しましょう。

  • 希望ロットで対応できるか
  • ブレンド開発に対応しているか
  • 納期・リードタイムの柔軟さ
  • サポート範囲

↓こちらの記事でおすすめOEM会社を紹介しています。

【2025年最新版】ハーブティーOEMのおすすめ会社5選|小ロット・活用シーン・選び方まで徹底解説

お店やブランドで提供するハーブティーを、「自分たちらしい味や香りでつくりたい」と考える方が増えています。そんなニーズに応えるのが、ハーブティーのOEM(受託製造)…

OEMにかかる費用・期間の目安

ハーブティーOEMを検討する際に、多くの方が気にされるのが「どのくらいの費用と期間がかかるのか」という点です。

しかし実際には、使用する原料・ロット数・包材・デザインの有無・委託範囲など、さまざまな条件によってコストもスケジュールも大きく変わります。

ここでは、ハーブティーOEMの費用が変動する理由と、一般的なスケジュールの目安を整理してご紹介します。

費用の考え方

ハーブティーOEMの費用は、一律で示すことはできません

なぜなら、単価はロット・原料・包材・内容量・委託範囲といった複数の要素によって大きく変わり、数十円~数万円まで幅があるからです。

ハーブティーは、紅茶や緑茶などと異なり、原料の種類が非常に多様です。

種類によっては原料原価に10倍以上の価格差があるほか、同じハーブでも産地・グレード・栽培方法(オーガニックなど)によって原価が変動します。

さらに、ブレンド内容や包材の種類、内容量、加工工程によってもコストは変動します。

こうした一つひとつの仕様の積み重ねによって、最終的な費用が大きく変動するのです。

そのため、ハーブティーOEMの価格を一概に示すことは難しく、コンセプト・ロット・仕様を整理したうえで見積もりを取るのが基本です。

まずは、「どんな商品を作りたいか」を明確にしたうえで、複数のOEM会社に相談してみることをおすすめします。

期間の目安

ハーブティーOEMは、ヒアリングから納品まで複数の工程を経て進むため、一般的には約3~4か月程度の期間が必要になります。

特に初回は、試作やパッケージ設計、表示確認などの調整が多く、スケジュールに余裕を持って進めるのが安心です。

一般的な流れと目安は以下の通りです。

工程内容期間の目安
ヒアリング・企画コンセプト共有、方向性決定約1〜3週間
試作・調整サンプル作成、ブレンド確定約2〜4週間
パッケージ・食品表示包材選定、デザイン・表記確認約2〜3週間
製造・検品・納品原料調達、製造、充填、出荷約4〜8か月
合計(初回目安)約3〜4か月程度

※加工の時期や使用する包材、発注ロットなどの条件によって、実際のスケジュールは大きく前後する場合がございます。あくまでも一つの目安としてご参考ください。

まとめ|全体像を理解してOEMを進めよう

ハーブティーOEMは、ブレンド開発からパッケージ設計、食品表示、製造に至るまで、多くの工程を経て進みます。

そのため、依頼前に「どんな商品を作りたいか」を整理し、全体の流れを理解しておくことがとても大切です。

事前準備をしっかり行うことで、試作やデザインの段階で迷いが減りOEM会社との打ち合わせもスムーズに進みます。

また、工程や費用の仕組みを理解しておくことで、委託先にすべてを任せきりにせず、自分自身で判断できるポイントを持つことができます。

OEMは“おまかせ”ではなく“共につくる”プロセスです。
流れを理解し、判断できる力を持つことで、あなたの理想のハーブティーが現実になります。


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この記事の監修者

逸見 伶 「my herb」代表/ティーウェリスト

Rei Hemmi

食品メーカーにて6年以上、紅茶・ハーブティーなどの商品開発やOEM提案に携わり、大手企業を含む多くのオリジナル商品開発を担当。

現在は、ハーブティーの企画・ブレンド設計・製造を一貫してサポートする「my herb」を運営。
小ロットOEMを通じて、事業者が自分たちらしいハーブティーを形にできるよう支援しています。

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